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不妊の原因

このページは不妊と関係のある病気や症状のインデックスです。


子宮内膜症(チョコレート嚢腫)・子宮腺筋症
子宮の内側は子宮内膜と呼ばれる粘膜でおおわれています。 子宮内膜の組織はもともと子宮腔の内側にあるはずなのですが、他の異なる場所に発生すると「子宮内膜症」や「子宮腺筋症」となります。
特徴

子宮内膜症:
卵管の通過障害や卵管采周囲の癒着、卵巣機能の低下(チョコレート嚢腫)、基礎体温表に「全体的に不安定、高温相の上昇が悪い」、「低温相と高温相の温度差が小さい」、「低温相が高く、高温相が低い」といった特徴が見られます。

子宮腺筋症:   着床障害

症状

子宮内膜症:
下腹部痛、続発性生理痛、性交痛、腰痛、排便痛、不正出血、下痢、便秘、周期性便血、頻尿、排尿困難。

子宮腺筋症:
無症状が多いが、人により激しい生理痛。

【参考:日本子宮内膜症協会  http://www.jemanet.org/07_box/index.html 】


子宮筋腫
子宮筋腫は良性の腫瘍で、悪性のがんとは別物です。筋腫は周りの正常な筋層を押しのけながら、時間をかけて少しずつ成長していきます(妊娠中でも!)。
一般的に成人女性の30%ほどに子宮筋腫があるのではないかと考えられており、顕微鏡で確認しないと見えないような小さな筋腫であれば、ほとんどの成人女性にあるだろうと考えられています。そのくらい子宮筋腫はありふれた病気で、閉経まで気づかない事も多いです。子宮筋腫はできた部位や大きさによって症状も治療方法も違ってきます。
種類

◆筋層内筋腫・・・約70%、子宮の筋肉の中に埋まっているような筋腫
◆漿膜下筋腫・・・約20%、子宮の筋肉の外側に突き出てくる筋腫
◆粘膜下筋腫・・・約10%、子宮の筋肉の内側に突き出てくる筋腫
◆頚部筋腫・・・少数ケース、子宮頚部にできる筋腫
◆筋腫分娩・・・粘膜下筋腫が茎を持って成長する特殊なケースを有茎粘膜下筋腫といいますが、この茎が長く伸びてしまい膣内から飛び出してしまったものを筋腫分娩という。 子宮は飛び出した筋腫を異物として排出しようと収縮をくりかえす。よって生理量が多くなり、貧血になることもある。

症状

自覚症状がない場合がほとんどです。下記ポイントに注意してみてください。

・生理量が多い、生理期間が長い
・下腹部にしこりがある
・下腹部に痛みがある
・頻尿、尿が出にくい、便秘など
・貧血、めまい、倦怠感、動悸、息切れ
・着床障害や内性器の閉塞による不妊



高プロラクチン血症(高PRL)
プロラクチンは脳下垂体から分泌されるペプチドホルモンの1種で、乳腺の発達を促進させ乳汁分泌を促したり、成長ホルモンに似た構造でさまざまな生理活性を有しています。 授乳期間中はプロラクチンの血中濃度はあがり、それにより排卵が抑制されるのです。赤ちゃんへの授乳期間は妊娠をさせない、という実によくできた人間の体のメカニズムです。
ところが授乳期間でもないのにプロラクチンが多く分泌され、血中濃度があがる場合があります。そのような状態を高プロラクチン血症といいます。
特徴

PRL値:15ng/mlが正常値です。30ng/ml以上は排卵障害の疑いがあり、80〜100ng/ml以上はプロラクチノーマ(脳腫瘍)などの可能性があります。
※基準値は年度・学会・書籍によって変動しているので、上記は当店の目安とお考えください。

基礎体温表が全体的にギザギザで、低温期が不安定、高温期が短い、といった特徴があります。

症状

イライラ、肩こり、排卵障害、視野障害、乳汁漏出(女性に多い)など。



黄体機能不全(LPD)
黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌不全により、子宮内膜の分泌性変化が完全に起こらないもの、または子宮内膜が適切に反応していない状態を黄体機能不全といいます。
特徴

黄体機能不全は単体ではなく、高プロラクチン血症・子宮内膜症・黄体化未破裂卵胞症候群などを併発する場合が多いと言われています。 基本的に排卵はありますが、着床障害や流産の原因となる場合もあります。

基礎体温表の特徴としては、
・高温期(36.7℃以上)が10日未満
・高温期と低温期の差が0.3℃未満
・高温期の途中で低温に落ち込む

症状

主に、冷え性、腰がだるい、といった症状なので自分では気づきにくいです。他に疲れやすい、貧血、生理痛、頭痛、肩こりといった症状がでる場合もあります。



黄体化未破裂卵胞(LUF)
黄体化非破裂卵胞とも言い、卵子が何かの原因で留まってしまい卵胞から放出されずにいるものです。 黄体化未破裂卵胞の原因は解明されていませんが、子宮内膜症や骨盤内炎症性癒着、多嚢胞性卵巣などと関連があると言われており、黄体機能不全とも深く関連します。
特徴

基礎体温表は高温期ですが、排卵がありません。つまり大きく成熟した卵胞が黄体化し、まるで排卵したかのように体温が上昇し一瞬正常なラインに見えますが、高温相が極端に短いのが特徴です。

症状

不妊。自覚症状はほとんどなく、排卵前後に超音波検査にて卵巣を観察してはじめて見つかる場合が多いです。まれに不正出血をする方もいます。



多嚢胞性卵巣症候群(PCO・PCOS)
卵巣にはたくさんの卵細胞があり、だいたい月に1つくらいの割合で成熟して排卵します。 卵細胞は卵胞という袋に包まれており、少しづつ発育しますが2cmくらいになると破裂して排卵されます。 多嚢胞性卵巣症候群(PCO・PCOS)とは、卵巣に卵胞がたくさん出来るのですが、なかなか排卵できない病気です。
特徴

基礎体温表は、一相性(平坦で高温期がない)を表すことが多いです。 なかなか排卵できないので、排卵させようと黄体化ホルモン(LH)の分泌が増え、卵胞刺激ホルモン(FSH)とのバランスが崩れ、悪循環に陥ります。

症状

生理不順、無月経、肥満、黄体ホルモン分泌不全による生理量過多や出血がとまらない状態、男性ホルモン血中増加の影響で毛深くなることもある。



卵巣嚢腫
卵巣にできる、液状成分がたまった嚢胞性(水風船みたいな)の良性の腫瘍です。中の液体により3種類に分けられます。
種類

◆漿液性卵巣脳腫:
黄色透明の水溶液、卵巣脳腫で最も多い。
◆粘液性卵巣脳腫:
白〜黄色〜褐色の粘度の高い粘液物質。
◆成熟嚢胞性奇形腫:
毛髪、脂肪、皮ふ、組織、骨、歯など。ひとの体を作る源である胚細胞が変化したものと言われている。若年の方に多い。

症状

卵巣はサイレント臓器といわれていますので、自覚症状はほとんどありませんが、生理の異常や下腹部のしこり、腹部の張り・痛みなどに注意をすると良いです。 卵巣嚢腫は大人の頭くらいの大きさまで育ってしまう事もあるので、体が細いのにおなかだけ出ているといった場合も注意が必要です。 妊娠や茎捻転を起こして初めて発見されることもかなり多く、茎捻転を起こしている場合は組織懐死の場合が多いので、片側卵巣全摘出の手術が必要となります。



 

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